「しっかり休んでいるのに、戻りきらない」
その感覚は、体力ではなく、
体の中の“流れと使い方”が関係しているかもしれません。
実際に多いのは、 「しっかり休んでいるのに戻りきらない」 というご相談です。
血流や栄養を整えても、 なぜか戻りきらない。
その違いを分けているのが、 酸素の使われ方です。
50代で疲れが抜けない原因は、 体力ではなく血流と酸素の「届き方」が関係していることがあります。
こんな状態が続いていませんか
- 寝てもスッキリしない
- 疲れはあるが不調ではない
- 夕方になると重さが残る
- 回復に時間がかかる
これらは体力ではなく、
回復の条件が揃っていない状態であることがあります。
回復は「血流・酸素・栄養」で決まる
体の回復は、
- 血流(届ける)
- 酸素(使う)
- 栄養(作る)
この3つが揃ってはじめて成立します。
方法を変える前に、 状態を見直すことが必要なケースもあります。
栄養については、こちらで詳しく解説しています。
栄養と回復の関係を見る
その中でも、 血流と酸素の状態は、 回復の土台になります。
なぜ「重炭酸」なのか
お風呂で温まることは大切です。
ただし、
- お湯だけで温まる
- 重炭酸の環境を使う
この2つでは、 体の中で起きていることが異なります。
違いは、 血流の届き方と酸素の受け渡しです。
① 血管を広げる働き
血管の内側では、 一酸化窒素(NO)が関与しています。
NOは血管をゆるめ、 血液を末端まで届けやすくする方向に働きます。
この研究は1998年に ノーベル生理学・医学賞の対象となりました。
加齢とともにこの反応は低下しやすく、
流れているのに届かない状態
が起こります。
現場でも、 「流れている感じはあるのに軽くならない」 という声は少なくありません。
② 酸素を使える状態に近づける
血流があっても、 酸素が細胞に渡らなければ回復は進みません。
ここで関係するのが ボーア効果です。
※ボーア効果:体の中の状態に応じて、酸素が細胞に渡りやすくなると考えられている仕組み
体内の状態によって、 ヘモグロビンは酸素を手放すかどうかを変えています。
つまり、
- 流れているだけでは不十分
- 受け取れる状態が必要
ということです。
「流れているのに回復しない」場合、 この受け渡しが滞っていることがあります。
③ 入浴という形で整える
これらを日常で整える方法の一つが、 入浴です。
特に重炭酸環境では、
- 血流の届き方
- 酸素の受け渡し
に関わる状態が整いやすくなります。
これは特別なことではなく、 日常の中で整える方法の一つです。
「もっと早く整えておけばよかった」 という声もよくいただきます。
※感じ方には個人差があります
ここが分かれ道
整えているのに戻らない。
それは努力不足ではなく、 条件が揃っていない状態かもしれません。
そのまま過ごすか。
一度整えるか。
その違いが、 これからの過ごしやすさを左右します。
ご案内
自宅で整える方法として、 重炭酸を取り入れた入浴を選ばれる方も増えています。
ただし、
- 頻度
- 温度
- 時間
は一人ひとり異なります。
無理に合わせる必要はありません。
まとめ
回復は、
- 血流
- 酸素
- 栄養
この3つで決まります。
その中でも、 血流と酸素の状態は土台になります。
つまり回復とは、 「届いて使われているか」で決まります。
参考文献
- Ignarro LJ et al. Nobel Prize 1998
- Bohr C et al. Bohr Effect (1904)
この記事について
本記事は整体・リンパケアの現場経験と、 公表されている研究をもとにまとめています。
特定の結果を保証するものではなく、 体の状態には個人差があります。
不安がある場合は医療機関への相談もご検討ください。
執筆者:竹内 愛(整体師・リンパケアセラピスト)
整体・リンパケアサロン BE-ALL.


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