予定表には「帰省」と一行。 でも、その前には買い物や荷造り、家族との連絡があり、 帰ってからは洗濯や片づけが待っています。
全部をこなす前提で考えると、会いたい人と過ごす時間まで 「終わらせる用事」の一つになってしまうことがあります。
そんなときは、 自分が残したいことを先に一つ決め、そのために何を外し、何を頼むかを考えてみませんか。お盆に限らず、帰省や家族行事の前に使える段取りです。
体調に気になる変化があるとき
新しく出た症状や強い症状、急な体調変化、続く・悪化する症状は、予定調整やセルフケアだけで判断せず、医療機関へ相談してください。急な息苦しさや意識の異常などは119番へ。予定の整理を先にする必要はありません。消防庁の救急車利用マニュアルでも緊急時の目安を確認できます。
1.まず「何を残したいか」を一つ決める
最初に考えるのは、減らす用事ではなく、今回大切にしたいことです。
- 家族と、座ってゆっくり食事をしたい。
- 料理をするのが好きだから、得意な一品は作りたい。
- 帰宅した夜に、自分一人で過ごす時間を残したい。
どれを選んでもかまいません。 掃除や料理を残したい人もいれば、そこを簡単にして会話の時間を残したい人もいます。 希望がはっきりしなければ、「今回は何なら引き受けたいか」から考えてもよいでしょう。
家族に会うことを残すのと、準備を全部自分で担うことは、別々に決められます。
豊橋の整体・リンパケアサロンBE-ALL.では、体へのケアを考えるときも、その体でどんな予定や役割を引き受けるのかまで、一緒に見ておきたいと考えています。 ここで整理するのは、体の状態の診断ではなく、暮らしの条件です。
2.自分の希望と、動かせない条件を分ける
「毎年やっているから」「自分がやった方が早いから」。 そうして決めてきたことも、今回どうするかは、いったん考え直せます。
自分を基準に考えることは、悪いことではありません。 誰かの希望と同じように、自分の希望も判断材料に入れてよいのです。
そのうえで、次の三つを分けて書きます。
- 自分の希望: 何をしたいか、何なら引き受けたいか。
- 現実の条件: 仕事の時間、移動手段、費用、必要な付き添いなど。
- 相手に確認すること: 集まる時間、食事の用意、作業の分担など。
自分の希望を必ず通すという意味ではありません。 相手の都合も確認し、自分も含めて納得できる形を探します。 「例年そうしていたこと」と「今回も動かせないこと」を分けると、 相談する箇所が見えてきます。
同じ50代でも、仕事、家族構成、移動距離、担う役割、その日の体調は違います。 年齢だけで予定の量を決めず、今の自分の条件に合わせます。
3.三つの場面で「残す・外す・頼む」を決める
行事を、準備日・移動日や当日・帰宅後に分けます。 家族を迎える側なら、「移動日・当日」を「迎える当日」、「帰宅後」を「見送ったあと」と読み替えてください。
まず「残す」欄に、自分が大切にしたい時間と、外せない用事を書きます。 そのあとで、周りの作業をどう扱うか決めます。
以下は書き方の例で、私やお客様の体験談ではありません。 同じ用事を外す必要はありません。
| 場面 | 残す | 外す | 頼む |
|---|---|---|---|
| 準備日 | 必要な荷造り | 今回使わない部屋の念入りな掃除 | 飲み物の購入を家族に相談 |
| 移動日・当日 | 家族と食卓を囲む時間 | 当日追加する寄り道 | 荷物の運搬を分担できるか確認 |
| 帰宅後 | 翌朝に必要な物の準備 | 全荷物をその日のうちに片づけること | 各自の荷物をそれぞれ戻す相談 |
「外す」は、今回やめるか、別の日へ移すかまで決めます。 「頼む」は、相手が引き受けられるか確認して初めて決まります。 頼める相手がいなければ、その欄は空白でかまいません。
準備日|どこまで用意すればよいか
「これは、今回の行事に必要な準備か」「自分がやりたいことか」を確認します。 例えば、料理を一品残したいなら、ほかの品は用意の仕方を変える。 家を整えて迎えたいなら、使う部屋から先にする。 残したいものによって、外す作業も変わります。
移動日・当日|追加する前に、終わりまで見る
立ち寄りや食事の予定を足す前に、「帰る時間と、帰宅後の用事まで含めて引き受けたいか」を考えます。 行くか行かないかだけでなく、滞在を短くする、立ち寄る回数を減らす、順番を変える、といった調整もできます。
帰宅後|全部片づける前提を外す
翌朝に必要な物など、その日のうちに扱うものを決めておきます。 別の日へ回す用事は「いつ、誰がするか」も書き、翌日に全部まとめ直していないか確認します。
安全や衛生に関わる用事、医療者から指示されたことは、この表だけで省いたり先延ばしにしたりしないでください。
4.「どうならできるか」を、相手とすり合わせる
分担を頼むときは、「少し手伝って」より、作業と期限を具体的にします。次は伝え方の例です。
今回は、みんなと昼食をとる時間を残したい。私は一品作るので、飲み物の買い物をお願いできる? 難しければ用意の仕方を変えたいから、前日までに教えてもらえると助かる。
相手の返事がまだなら、予定表にも「相談中」と書きます。 頼めなかったときに、すべて自分が引き受けると決めておく必要はありません。
- 頼める人がいない: 品数や作業の範囲を小さくする、準備する日を分ける。
- 時間を変えられない: その時間に持ち込む用事や、前後の立ち寄りを見直す。
- 希望が一致しない: 同じ時間に同じ行動をする必要があるか、別行動も含めて相談する。
市販品や有料サービスを使う場合は、費用も条件に入れます。 変えられないことが残っても、自分の希望を考えたことまで無駄にはなりません。 今回は決められない箇所を残し、調整できる部分から一つ選べます。
「どうならできるか」を考えた結果、延期や見送りを選ぶこともできます。 続けるための義務にしなくてかまいません。
5.出発前に、公式情報を確認する
出発前には、気象庁の防災情報で目的地や経路に関わる最新の天候情報を確認し、自治体や利用する交通機関の公式案内も確認してください。 安全に関わる変更が必要なときは、予定を守ることより、その案内を優先します。
6.最後に、一つだけ予定を書き換える
紙やスマートフォンのメモに、次の形で書いてみてください。頭の中で整理してもかまいません。
今回、私が残したいこと:____
動かせない条件:____
準備日|残す:__/外す:__/頼む:__
移動日・当日|残す:__/外す:__/頼む:__
帰宅後|残す:__/外す:__/頼む:__
頼む相手・作業・返事をもらう日:____
決まらなかった場合に変えること:____
全部の欄を埋める必要はありません。 自分で決められる予定を一つ書き換えるか、相談したい作業を一つ選べれば、そこで区切れます。
予定を減らした数が、このメモの成績ではありません。 「全部やる」から考え始めず、「私は何を残したいか」から、自分に合う基準へ整え直す。 自分も予定を引き受ける一人として、希望を勘定に入れてよいのです。
すでに行事や外出が終わり、翌日の過ごし方を確認したい方は、外出した次の日、まだ昨日が終わっていない|50代が予定の翌日に確認したい5つのことをご覧ください。
この記事を書いた人
竹内 愛|整体師・リンパケアセラピスト/BE-ALL.代表
愛知県豊橋市大手町で、身体だけでなく、予定や役割、ご本人の希望も含めて暮らしを考えることを大切にしています。
この段取りは、BE-ALL.が提案する予定整理の方法です。疲労や症状の改善・予防を保証するものではありません。

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